こんにちは、アキタです。

今回はハウスクリーニングで開業するなら絶対に必要な道具についてご紹介します。

それは「掃除機」です。

以前の記事で床用ポリッシャーやカーペットリンサーのお話しをしましたが、それらは結論、必要に応じて購入すると言いました。

そう、フロアやカーペットのクリーニング依頼がなければほとんど使わないのです。

しかし、掃除機だけは必ず使います。

とはいえどのような掃除機を使えば良いのか、買えば良いのか。

それをはっきりさせるため、今回の記事では掃除機について下記のことを取り扱います。

  • 種類・特徴。
  • おすすめ。
  • 使い所。

【掃除機 比較】ハウスクリーニングで使うおすすめは!価格は?

【掃除機 比較】ハウスクリーニングで使うおすすめは!価格は?

掃除機って一言で言ってもいろいろありますよね。

  • 紙パック式
  • サイクロン式
  • アップライト型
  • スティック型・ハンディ型
  • ロボット型

主にこんな感じです。

私は紙パック式がおすすめします。理由は次の通り。

  1. 吸引力が強い。
  2. 手入れ・メンテナンスが簡単。
  3. 壊れにくい。

プロの清掃業者である以上、吸引力は一番大事です。

毎日使うものなので手入れは楽であることに越したことはない。

更に言えば、すぐ壊れるような掃除機は問題外。という感じです。

とは言え他のタイプの掃除機も気になるところ。

それではそれぞれの掃除機の特徴を見ていきましょう!

紙パック式

一番オーソドックスなタイプの掃除機です。

どのようなものかというと、掃除機内部に紙パックをセットするようになっており、吸い取った埃やゴミをパック内に集積するというものですね。

吸引力も高く、壊れにくい特徴を持ちます。

メンテナンスも簡単で、紙パックがいっぱいになったら掃除機から外して捨てれば良いだけ(もちろん新しい紙パックを掃除機にセットする必要はあります)。

ちなみにパックは再利用できる合成繊維の物もありますが、個人的には捨てて新しいものに取り替えた方が楽な紙パックをおすすめします。

合成繊維の耐久性にも疑問があり、以前に私が合成繊維のパックを使ったときはすぐに破れてしまいました。

多くの清掃業者さんが使っているのはこのタイプです。次の日立製の掃除機がもっとも多く使われているのではないでしょうか。


日立 掃除機 お店用 コンパクト 紙パック式・布袋フィルター式両用 CV-G1

家庭用の紙パック式掃除機と比べても吸引力も強く、電源コードも長いため使いやすいです。

いわゆる業務用ですね。

さらに下の紙パックが別売で売っていますので、掃除機内部がいっぱいになったらパックを取り換えれば良いだけ。


日立 業務用 掃除機 クリーナー紙袋 お店パック SP-15C

ゴミが溜まると吸引力は落ちますから、手入れが楽なのは助かりますよね。

ちなみに私も日立の掃除機を使っています。

タイプにもよりますが、Amazonなどで買えば2万円しないと思います。

次のサイクロン式と比べても、吸引力はパック式の方が高いです。

サイクロン式

ダイソンなどで有名なサイクロン掃除機。

どのようなものかというと、吸い取ったゴミを遠心力で空気と分離し、ゴミはダストボックスへ、空気は外へ排気するという性能を持っています。

パック式と決定的に性能を分けるのが吸引力の持続です。

サイクロン式は空気と埃を分離するのでフィルターが目詰まりしにくく、吸引力が落ちにくい特徴があります。

とは言え、フィルターは定期的に手入れする必要があるため、メンテナンスの手軽さで言えばパック式に軍配が上がります。

ここは重要な点になりますが、一般的にサイクロン式の方が吸引力が高いと思われがちですが、実際は紙パック式の方が強いです(もちろん掃除機によります)。

繰り返しになりますがサイクロン式が優れているのは吸引力の持続力です。

またサイクロン式は壊れやすいという特徴もあるようです。

アップライト型

アップライト掃除機。

聞いたことがない方も多いのでは?

これはカーペット用の掃除機となります。

業務用掃除機 カーペット バキューム クリーナー FPS-12RE

つまり一般的には業務用掃除機として区分されるのですが、欧米やヨーロッパなどの住宅の床はカーペットが主流だったりするので、むしろこのタイプが一般的だったりします。

簡単に原理を説明すると、ヘッドに付いている回転ブラシがカーペットのパイル内部に入り込んだ土砂やゴミを掻き出してくれるのです。

その上で吸い込むというものですね。

カーペットクリーニングを主なサービスとして活動する場合は必須となりますが、そうでなければ無理して買う必要もないと思います。

ハンディ型・スティック型・ロボット型

ハンディ型を使用する仕事内容は次の通りです。

  • ベッドマットレスやソファのクリーニング
  • 車内のクリーニング
  • 日常清掃

ベッドマットレスについてはできれば専用の掃除機が欲しいところです。


raycop ふとんクリーナー レイコップLITE[ライト](ホワイト)【掃除機】raycop RE アールイー RE-100JWH

車内清掃などで使う場合は普通のタイプで良いでしょう。


ハンディクリーナー コードレス 掃除機 Hikeren 乾湿両用 車用 静か 軽量ボディ 超強吸引力 最大35分連続稼働 black

次にスティックタイプの掃除機です。

最近では主流になりつつある掃除機ですね。

コードレスの物が多く、ハンディタイプとしても使える万能な掃除機と言えます。

しかし日常的に掃除機を使う清掃業者には掃除機の耐久性も視野に入れなければなりません。

なぜなら毎日現場に持っていく物であり、吸い込む埃の量も一般家庭の比ではないからです。

そのためスティックタイプは私はおすすめしません。

なお、ロボット型はいうまでもなく論外です。

角の部分までは掃除できないでしょうし、プロならしっかり自分の目で確認して大丈夫かどうか判断する必要があります。

一応載せましたがロボット掃除機は視野から外してください。

でも今後AIが進歩して、いつか自分で掃除機をかける必要性が全くない時代が来るかもしれませんね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ハウスクリーニングを開業した当初はお金がないケースが多いでしょう。

機材や道具を買うにしても出来るだけ掛かる費用を抑えたいもの。

ということで空室や在宅のハウスクリーニングから開業する場合は最悪自宅にある掃除機でも良いです。

業務でお掃除をすると言ってもあくまで掃除ですから、家庭用掃除機でも十分仕事できちゃいます。

ただやはり耐久力や吸引力が心許ないですし、お客様からの見栄えもよくありません。

せっかくプロにお掃除をお願いしているのに、業者が安っぽい家庭用の掃除機を使っていたらありがたみがあまりありませんよね。

ということで購入するとしたらやはり業務用のパック式。

そして多くの業者が使っているであろう日立の業務用掃除機をおすすめします(私も使っています)。

日立 掃除機 お店用 コンパクト 紙パック式・布袋フィルター式両用 CV-G1

参考になれば幸いです。