こんにちは、アキタです。
AIの発達。45歳定年。少子高齢化。オリンピック後の景気低迷。
今は会社に勤めていても2年後、どうなっているかわからない。
あらゆる状況が日本の未来を明るく照らしてはくれない状況です。
もしリストラにあって会社から離れることになってしまったら・・・。
45歳では再就職も難しい。あってもブラック企業かも・・・。
そんな時、手に職持っていれば潰しが効きます。
その職の一つにハウスクリーニングをはじめとした清掃業があります。
ハウスクリーニング独立開業。資金、資格、届出、技術習得を紹介。
AIが発達しつつある昨今、人間の仕事はAIに奪われるといわれますね。
ではハウスクリーニングという仕事は果たしてAIに奪われてしまうのか。
答えはNOです。
お掃除というのは単純で簡単と思われます。一つ一つの作業はそうでしょう。
しかし現場は毎日違います。更に単純作業も集合体となると必ず判断しなければならない場面があります。
キッチンの換気扇一つとってもメーカーごとに構造が違いますし、当然汚れの状態も違います。
ステンレスやアルミ、塗装面であったりなど素材も違います。
そのためプログラムを組んで機械に作業させることは難しいのです。
もちろん床や窓ガラスのみであればすでに自動清掃ロボットが存在します。
ですので床清掃や窓清掃に特化していれば、いずれ仕事はなくなるかもしれませんがハウスクリーニングをAI化するのは難しいでしょう。
また、体力仕事ではあるものの重い物を運んだりなどは基本的にないので、ある程度年齢を重ねてもその気になれば仕事できます。
更にハウスクリーニング業界の市場規模は右肩上がり。
以上のことから将来性は十分と言えるでしょう。
<h2>開業が簡単</h2>
とは言え開業するというのは普通は大変なもの。
もし失敗したらどうしようと必ず考えますし、店舗などでは撤退するにもお金がかかります。
しかしハウスクリーニングはかなり資金を抑えて開業することが可能です。しかも撤退も簡単。
その理由は下記の通り。
- 資本金が少なくて済む。
- 届出や許可が必要ない。
- 資格が必要ない。
- 技術習得が比較的簡単。
一つ一つ見ていきましょう。
資本金が少なくて済む
ハウスクリーニングを開業する上で高い買い物と言えば車くらいでしょう。
とは言え車もローンを組めば月々払いで購入できますよね。
掃除機も最初は自宅にある物で大丈夫です。ちなみに業務用が欲しい場合は下記のリンクを参考にしていただければと思います。
【掃除機 比較】ハウスクリーニングで使うおすすめは!価格は?
もちろん床用ポリッシャーやカーペットリンサー、業務用の高圧洗浄機などを購入するとなるとそれなりにお金もかかります。
床用ポリッシャーとカーペットリンサーについての詳細は下記リンクから行けます。
【カーペットリンサー4選】おすすめの洗浄機を比較!洗剤もご紹介。
しかしアパートの退去後の空室清掃や在宅中のハウスクリーニングなどであれば、上記の機械はほとんど必要ないです。
ですので、業務内容にもよりますが最初から用意する必要はないかなと。
各種清掃道具ですが下記の物があれば、ある程度は対応可能です。
種類 | 資材 |
道具 | 目地ブラシ、洗車ブラシ、耐水ペーパー(#1000)、スポンジ、ナイロンタワシ、ステンレスタワシ、ダイヤパッド、スクレーパー(大・小)、刷毛、窓用シャンパー、スクイジー、タオル、脚立、台車、モップ、掃除機 |
洗剤 | 中性洗剤、酸性洗剤、アルカリ性洗剤、シール剥がし、塩素系漂白剤、クレンザー |
その他 | ワックス、剥離剤 |
上記が最低限必要なものとなりますが、洗剤は何リットルのものを買うかで料金が変わりますが、全部合わせても10万円もしません。
車を新車でローンで買うと仮定しても頭金で10万、資材購入で10万、合計20万円で開業できてしまうのです。
しかもこちらから出張してサービスを提供する仕事ですので、人を雇い入れない限り、事務所は自宅兼で大丈夫です。
届出・許可
飲食店にしても何にしても監督官庁に届出は必要ですね。
同じ清掃業でも不用品回収などの業務をする会社はそれも自治体への届出が必要です。
しかしハウスクリーニングは特に届出の義務はありません。
もちろん税務署に開業届と青色申告承認申請書を提出する必要はありますが、それは税制的なものです。
白色申告でも大丈夫ですが、本業としてハウスクリーニングをやるのであれば、洗剤を買ったり消耗品を補充したりなど、それなりに諸経費は毎月かかるので青色申告にしておいた方が良いです。
税務署に提出する2枚の書類も難しいことはありません。
税務署に行って窓口で聞けば、その場で記入して提出することができます。
資格
弁護士や税理士などの士業の方は当然、国家資格が必要です。
飲食店を開業するのも食品衛生責任者や防火管理者が必要です。
しかしハウスクリーニングは資格を持っていなくても開業可能です。
一応、技能士資格や民間団体の資格は存在するのですが、開業に必須ではないため、取る必要はありません。
技術習得が簡単
経験や慣れは必要になりますが、基本的には単純作業ですので職人さん的な技術というのは必要ありません。
そのため、一通り基本的なことを覚えてしまえばいつでも独立できます。
技術習得する方法は以下の通りです。
- フランチャイズ契約をして指導してもらう。
- スクールに通う。
- 清掃会社に就職して覚える
- 工務店などに電話して清掃業者として使ってもらう。
最初のフランチャイズ契約はダスキンさんやお掃除本舗さんなどの大手以外にもいろいろあります。
しかし数百万もの資金が最初にかかるため、資本金を安く済ませたい方にはおすすめできません。
スクールに行くのも一つの手ですが、研修期間も4日間のみと短く数十万ほど費用がかかるケースが多いです。
清掃会社に就職するケースは一番良いように見えますが、役割を分担して作業することになるので、仕事の全体像が見えにくく、習得に時間がかかると思います。
最後の工務店やリフォーム会社、中規模の清掃会社などに連絡して業者として使ってもらうというのが個人的にはおすすめと思います。
即戦力でなければ使ってくれないだろと思うかもしれませんが、意外とそうでもありません。
特にマンション・アパートのお部屋の内装工事後のお掃除では人手が足りていないため、初心者でも使ってくれる場合が多くあります。
「清掃業の経験がないのですが、働きながら覚えたいので使っていただけませんか?」とハッキリ伝えれば良いと思います。
数社連絡すればある程度使ってくれるところが見つかると思います。
数回現場をこなせばある程度は作業方法が身に付いてくるでしょう。
まとめ
以上、ハウスクリーニングの独立開業のしやすさを紹介してきました。
まとめると下記の通りとなります。
- 資本金は他業種と比べて少額でOK。
- 特別な開業届は必要ない(税務署への申告書を除く)。
- 資格が必要ない。
- 技術習得が容易い(慣れは必要)。
もし万が一あなたがリストラにあってしまったら、ハウスクリーニング業を開業することを考えてみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです。