こんにちは、アキタです。
今回は業務用洗剤の購入の仕方や販売店のご紹介をしたいと思います。
この記事を読むことによって次のことがわかります。
- どこで購入できるのか。
- 必要な許可や資格。
- 業務用洗剤と家庭用洗剤の違い。
それでは行ってみましょう。
業務用洗剤の販売店。購入方法はネット通販が主流です。
一般的な掃除用洗剤と言ったら、有名な重曹や炭酸ソーダ、アルカリ電解水などが有名ですね(正確には洗剤ではないですが)。
他にはカビキラーやトイレ用酸性洗剤のサンポール、キッチンやお風呂用洗剤のマジックリンなどがあります。
これらは近所のドラッグストアやホームセンターで購入することができます。
ところがプロの清掃業者が使っている業務用洗剤はどこで購入できるのかを知っている方は少ないかもしれません。
購入方法は簡単です。それはネット通販。
多くのショップがありますので、それらをいくつかピックアップしていきたいと思います。
カンカンハウス
大阪にある会社で、厨房用、浴室用、トイレ用、エアコン用、壁紙用、窓用、フロア用、カーペット用など様々な商品ラインナップとなっています。
用途も細かく、通常の清掃用から石材や無垢材などの天然素材用まで網羅。
洗剤だけではありません。
スポンジや用途別のブラシ、窓用のウォッシャー・スクイジーなどの道具、さらにはポリッシャーやカーペットリンサー、ウェットバキューム、掃除機などの機械まで用意してあります。
清掃業務に必要な資材はここで全て揃うと思います。
送料は合計の金額が7000円を超えると無料。
ほとんどのショップは送料無料の金額が10000円からなので、この点はかなり良心的です。
洗剤の用途や使い方など不明な点は電話すれば親切に教えてくれます。
私もここで数多くの清掃用洗剤などを購入しています。個人的にもおすすめです。
銀のモップ
こちらも商品ラインナップはカンカンハウスと同じようなお店で、必要な資材は揃うでしょう。
ただこちらは電話番号を公開しておらず、問い合わせは基本的にメールにて。
それも会員登録している方だけなので、対応としてはカンカンハウスの方が良いと思います。
銀のモップの特徴ですが、後述する医薬外毒物や劇物の扱いが多いです。
そのような強力な薬品を仕入れたい場合は使い勝手が良いでしょう。
ポリッシャーJP
カンカンハウスと同じで本社は大阪にある会社です。
洗剤などのラインナップも豊富ですが、ここの特徴は名前の通りポリッシャーです。
特に床用ポリッシャーについてはスイッチタイプ、爪の数、タンクの有無、取手、延長コードなどをショップ上で任意に決めることができます。
さらに予約すれば購入前にマシン見学することもでき、銀のモップと違って電話番号も公開しているので問い合わせにも対応しております。
また、床用ポリッシャーだけでなくハンドポリッシャーなども多く取り扱っています。
かっぱぎ屋
新宿に店舗がある株式会社ベネフィットさんが運営するショップです。
こちらは清掃資材の販売だけでなく、直接清掃サービスを行っています。
コーティングやメンテナンスなど施設管理をしているのでプロです。電話番号も公開しており、販売商品やサービスの質問にも答えていただけます。
商品点数はカンカンハウスや銀のモップよりも少ないですが、その分整理されておりネットショップは見やすいように感じます。
販売している商品が多くても初心者にとっては混乱するだけかもしれないので、慣れないうちはかっぱぎ屋を使うのも良いかもしれません。
また、ポリッシャーや吸水バキューム、コードレス高圧洗浄機などの清掃マシーンもレンタルされており、必要に応じて借りることも可能。
ハウスクリーニングをメインにしていると清掃マシーンを使うことがあまりなかったりするので、購入することなく仕事が入った時だけレンタルで済ますというのも良いかもしれません。
文化雑巾
埼玉県鴻巣市にある会社で、実店舗もあります。
他のショップと決定的に違うところがハウスクリーニング用の洗剤が多く、さらに自社商品が豊富ということ。
そのため、それぞれの商品の用途や使い方、実例までウェブページに詳しく載っています。
そのような理由から初心者には使いやすい商品が多いと言えますね。
実際に洗剤を使ったプロからの評判も悪くはなく、私自身もいくつか使用したことがあります。
電話番号も公開しており、使い方など疑問に思ったことにも対応してくれます。
その他
有名なショップではありますが私が使ったことがないので、その他のカテゴリーにまとめさせていただきます。
必要な許可や資格
ハウスクリーニング業を開業するのに資格や許可は特に必要ありません。
業務用洗剤の購入も同様で、資格・許可は関係ないです。
ただ成分の含有量によってはその固形物、あるいは水溶液は医薬外毒物・劇物として扱われるので購入する際は書類を一枚書かなければなりません。
記載する事項は主に次の通り。
- 氏名
- 住所
- 職業
- 使用用途
また、三文判で構わないのですが自身のハンコが必要となります。
清掃業で使われる劇物扱いとなり得る成分は下記の通りです。
名称 | 含有量 |
水酸化ナトリウム | 5%を超えたもの |
塩酸(塩化水素) | 10%を超えたもの |
過酸化水素 | 6%を超えたもの |
フッ化アンモニウム酸 | 4%を超えたもの |
フッ酸(フッ化水素酸) | 含有量にかかわらず劇物扱い |
硝酸 | 10%を超えたもの |
硫酸 | 10%を超えたもの |
書類の提出先は販売店です。
店頭であれば購入時に記載を求められますし、通販であれば葉書が一枚届くので必要事項を記載して返信します。
家庭用洗剤と業務用洗剤の違い
決定的な違いは洗剤の成分や濃度です。
家庭用の洗剤のほとんどは中性または弱アルカリ、弱酸性となります。
トイレ用洗剤のサンポールなど用途が限定されてる物はまれに強力な物もありますが、ほとんどはさほど強くない洗剤です。
対する業務用は汚れの状況に合わせて希釈して使えるよう濃度が高く設定されています。
つまり強力です。
物によっては前述の医薬外毒物あるいは劇物が含まれた物もありますので、使いこなすには一定の知識や技能は必須となります。
基本的な知識については下記の記事を参考にしてください。
掃除で使う洗剤や界面活性剤について。酸性、中性、アルカリ性。
以上が主な家庭用と業務用の洗剤の違いとなります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
清掃用の業務用資材は専門のショップで購入すれば誰でも購入可能となっています。
資格・許可は必要ありません。
それぞれ特徴があったりもしますが、どのショップも極端に扱っている商品が違うということもないのでどのショップを使っても良いと思います。
個人的なおすすめはカンカンハウスです。
医薬外劇物・毒物指定されている商品のみ書類とハンコが必要となります。
以上、参考になれば幸いです。