こんにちは、アキタです。
床用ポリッシャーってご存知ですか?床を掃除するための物で、取り付けたブラシがグルグル回る機械ですね。
イメージ的にはお掃除屋さんのトレードマークって言っても良いでしょう。
清掃業者なら一台は持っておきたい道具の一つです。
とは言え、新品で購入すると安い物でも7、8万円はするので高い買い物になってしまいます。
さらにタイプがいろいろあり、実際に買うとなると不安なところが出てくると思うのです。私がそうでした。
まず床用ポリッシャーには色々タイプがあり、それぞれに取り付け可能なオプションがあります。
サイズ(大きさ)、回転スピード、タンク、各種ブラシ・パッドなど。
ということで、今回は床用ポリッシャーを買うときに迷わないおすすめの買い方を記事にしたいと思います。
この記事を読むことで以下のことがわかります。
- ポリッシャーの必要性。
- 最適なサイズ。
- 回転スピード。
- 付けた方が良いオプション。
- 要らないオプション。
- 洗浄方法と必要なパッド、ブラシ。
【床用ポリッシャー】おすすめの買い方や使い方を解説!
そもそもポリッシャーって必要なの?
まずここから入りますが、仕事内容によってはほとんど使いません。
その仕事内容とは
- 空室清掃
- 在宅ハウスクリーニング
以上の仕事は必要ないですね。
どちらも出番がないこともないですが、上記2つの仕事だけ受けていたときは少なくとも私は使いませんでした。
というか現在でも使うことは1ヶ月に数回ある程度です。
買ってしまうと置いておくスペースなども必要なので(倉庫を借りたりなど)、業務内容をよく考えて必要に応じて購入した方が良いです。
必要な仕事は以下の通り。
- オフィス・店舗清掃
- マンション・アパート共用部清掃
オフィスや店舗清掃で必要となる場合は主に床清掃の時です。
ワックスの剥離など定期的な清掃やカーペットのクリーニングです。
カーペットに関しては余程汚れてなければ必要ないケースが多いですが、見栄え的にポリッシャーを使って洗浄した方が喜ばれることがあります。
次にマンションやアパートの共用廊下などの清掃です。
これは高圧洗浄機を使うケースが多いかもしれませんが、使えない場合があったり、凹凸のある床素材(塩ビシート)や洗剤を用いる場合はポリッシャーを使います。
以上が主な床用ポリッシャーの出番となる仕事となります。
個人で開業した場合、空室清掃や在宅ハウスクリーニングから始める方が比較的多いので、開業当初は必要ないケースが多いですね。
仕事に慣れてきて業務内容を広げたときに初めて購入するのが良い商品かと思います。
では実際に買うときに考えるべき床用ポリッシャーのタイプについて解説していきたいと思います。
サイズ(大きさ)
最初に考えるのが床用ポリッシャーのサイズ(大きさ)です。単位はインチで表されます。
主なサイズは次の通り。
一番小さいポリッシャーです。洗剤タンクを付けることもでき、とても扱いやすい特徴があります。ただやはり小さいので広範囲の作業には向かないですし、回転速度は標準しかありません。
8インチと同様に扱いやすい、小さなポリッシャーです。こちらも回転速度は標準のみ。なお10インチは最もオプションの数が少ないタイプとなります。
標準的な大きさで最も多く使われているサイズです。タンクの取り付けももちろん可能で豊富にオプションがあります。回転速度も8、10インチと異なり、標準・高速・超高速の3段階から選ぶことが可能。カーペット専用タイプというものもあります。
他14、17、19、20インチとあり、12インチと同じく様々なオプションを選択可能です。
大きい方が作業効率が良くなりますが、扱いが難しくなるので慣れないうちは12インチなどの標準タイプが良いかもしれません。
個人経営のハウスクリーニング業者なら12インチで十分と思います。アキタもこれを使っています。
業務内容にあったサイズを選びましょう。
回転速度
前述の通り、8と10インチは標準速度しかありませんが、他のタイプは全て標準・高速・超高速の3種類から選ぶことが可能です。
一部を除き、ハンドポリッシャーのように速度変更をすることはできず、購入の段階で選ぶ必要があります。
それでは用途別に速度の特徴をみていきます。
標準タイプはもっとも扱いやすく、速度が遅い分トルクがあるのでカーペット洗浄やワックスに剥離などに向いています。
作業効率的には高速タイプが一番適しています。私はこれを使っています。
超高速は簡易的な磨き作業ができるという点では優れていますが、扱いづらく、トルクがありません。
ということで超高速は使い勝手が悪いので特に選ぶ必要はありません。
標準・高速のどちらかで良いです。
私が使った限りでは、どちらを選んでも大丈夫と思います。
タンク
結論を言うとタンクは付けた方が良いでしょう。
メリットは次の通り。
- タンク内の水または洗剤を出しながら作業できる。
- 作業効率アップ。
- 作業時間を短縮できる。
タンク内に水などを入れておくとレバーを握るだけで水を出しながら作業することができます。
実際の作業でも、例えば剥離作業では予め剥離剤を床ワックスに撒きますが、洗浄時は水またはお湯を出しながら作業します。
通常の洗浄でもタンクから洗剤を希釈した洗浄液を出しながら作業します。
もしタンクが付いてなければ言うまでもなく作業効率が落ちます。効率が落ちるということはその分時間もかかるということです。
さらにタンクが付いていることで、その重みで洗浄効果が上がるというメリットもあります。
価格は2万円前後プラスになりますが、ポリッシャーを買う上で必須ともいうべき道具です。
レバースイッチ
これもできればあった方が良いです。理由は次の通り。
レバースイッチがないポリッシャーの場合、スイッチが入りの状態のまま電源をコンセントに刺すと無人のまま動き出します。
この無人回転により周囲の物を壊してしまったというのはよく聞く話です。
反対にレバースイッチのあるポリッシャーはレバーを引かなければ勝手に動くことはありませんので安心です。止める場合はレバーを話すだけ。
ただ動かしている最中はずっとレバーを握ってなければならないので片手が自由になりません。
そのようなデメリットもあります。
爪の数
爪とは何かと言いますと、ブラシやパッド台をポリッシャー本体に取り付ける時に噛み合わせる部分です。その数のことを言っています。
購入する時にどちらか選ばなければなりません。
関東エリアはほとんど3つ爪タイプを使っているそうですが、どちらを選んでも特に問題はありません。
ただ注意すべきは、例えば3つ爪のポリッシャーに4つ爪のブラシなどを取り付けることはできません。
パッド台・ブラシを購入する際は自分のポリッシャーにあったものを購入しなければならないというわけです。
どちらかと言えば、取り付けやすい3つ爪をおすすめします。
取っ手
取っ手とはポリッシャーの頭の部分にオプションで付ける部品ですが、これがあると段差などでポリッシャーを持ち上げる時に持ちやすくなります。
特にブラシやパッド台を付けた状態では一人ではとても持ちにくいです。というか一回外さないと持てないと思います。
値段も1000円くらいなので、付けることを強くおすすめします。
必要のないオプション
- 過負荷警報ランプ
- 電源コード延長
- 伸縮ハンドル
上記のオプションは必要ないと思います。
コードの延長は必要に応じて他に延長コードを用意すればそれで済みますし、過負荷警報ランプはあった方が良いと思いますがなければなくても別に良いかと。
伸縮ハンドルは身長が高い方が扱うのであれば必要かもしれませんが、普通の背丈なら要らないでしょう。
私が使った限り、伸縮のハンドルは非常に邪魔です。
ブラシ・パッド
前述の通り、どちらも購入したポリッシャーの爪の数に合わせたものを用意する必要があります。
ブラシは通常のナイロンブラシ、カーペット用のブラシ、ステンレスブラシの3種類が主なタイプとなります。
次にパッドですが、研磨力が色に応じて分けられています。
白→赤→青→緑→茶→黒
白がもっとも研磨力が低く、黒は剥離用などになっております。
メーカーによってはもっと細かく色分けされていますが、ほとんどこんな感じになっています。
なお、パッドのサイズは自分のポリッシャーより一回り大きいサイズのものを選びましょう。
例えば、自分のポリッシャーのサイズが12インチの場合、13インチのパッドを選ぶ、という感じです。
ブラシにせよ、パッドにせよ用途に合わせて使いましょう。
新品か、中古か、レンタルか
当然ですがヤフオクなどで中古で仕入れる方が安く買えますね。
しかし中古品は保証がありません。
しっかりしたものかどうかは運次第なので仕方ないですが、やはり不安が付き纏います。
ただ私の知り合いの業者さんも中古で買ってバリバリ現役でポリッシャーを使ってますし、そこまで気にする必要はないかと。
ただ自分でポリッシャーのタイプを選ぶことができないこともデメリットと言えますよね。
自分が欲しいタイプのポリッシャーがあれば良いですが、なければ探し続けるしかないです。
また、近くにポリッシャーを格安でレンタルしてくれるお店があれば、必要な時だけそこに頼るという方法もあります。
最初は私もレンタルポリッシャーで仕事してました。というのも、始めた頃はポリッシャーを使う仕事があまりなかったからです。
自分の状況に応じて決めましょう。
まとめ
床用ポリッシャーは広範囲の床清掃がなければあまり必要ありません。
時々仕事があるくらいならレンタルでも対応可能だと思いますし、中古で安く購入しても良いでしょう。
新品購入にこだわる必要もないと思います。
もし購入する際は下記のことを参考にしていただければと思います。
- サイズは業務内容に応じて。12インチがおすすめ。
- 回転速度は標準か高速。高速がおすすめ。
- タンクは取り付ける。
- 爪の数は3つ爪がおすすめ。ブラシやパッド台は同じ爪の数のものを購入。
- レバースイッチは付けた方が良い。
- 取っ手は付けた方が良い。
- パッドは一回り大きいサイズを購入。